不育症の原因:染色体異常と検査費用
不育症の主な原因のひとつに染色体異常があります。
夫婦のどちらかに染色体異常があると受精卵にも染色体異常が生じる可能性があり、
その場合最終的に流産につながることがあります。
不育症の約10%が染色体異常が原因だと言われています。
2010年に私が検査を受けようとした時、私がかかっていた病院では
染色体の検査費用は1人約2万円、夫婦で約4万円だと言われました。
これは病院によって異なりますので参考程度にしてくださいね。
私が住んでいるのは地方なので、たぶん4万円は安い方だと思います(^^;
私の主治医の先生によると、染色体異常が見つかってもそれに対する治療はないとのこと。
この検査はもっと後でもいいので、先に他の検査を行いましょうと言われました。
この検査をせずにすめば、検査費用を払わずにすむのは金銭的なメリットです。
また、染色体異常の検査をすると、
妻側、夫側のどちらに原因があるのかはっきりしてしまいます。
それは今後の治療にはプラス要因かもしれませんが、
自分に原因があった時のダメージを考えると怖かったです。
私は主治医の先生の考えとも一致したので、
とりあえず最初は染色体異常の検査はしないことにしました。
でも、不育症の原因を知るために必要な検査の1つではあるので、
気になる方は最初から検査してもいいと思います。
このあたりは主治医の先生によって、
やり方が違うと思うので主治医の先生とよく話し合って決めてくださいね。
染色体の検査は結果が悪いと、70%の確率で流産、30%の確率で出産できると言われました。
もし染色体異常が見つかっても出産できる可能性がゼロではないんだと言うことがわかり
少しだけ安心しましたが、出産できる可能性がかなり下がるので
染色体異常は見つからないでほしいと願うばかりでした・・・。
(染色体異常でも約60%の出産率が期待できると言うデータもあるようです)
ただ、原因不明の流産に怯えるよりは、原因がはっきりして、
出産できる可能性があると認識することが励みになる場合もあると思います。
染色体異常の検査を受けるかどうかは主治医の先生とよく相談して、
ご自身に負担のないようにしてくださいね。