不育症 ヘパリンの副作用:血小板減少(HIT)で出血傾向
不育症の検査結果、限りなくグレーゾーンでしたが
藁にもすがる思いでヘパリン自己注射して治療しながら
お腹の赤ちゃんを育てて出産することを決めました。
ヘパリン注射のデメリットは、私的にはまず第一に「痛い」。
はい、シンプルに痛いです。
注射なので。
でも赤ちゃんのため赤ちゃんのため・・・・・
それに、耐えれない痛みではないですよ^^
そして次に心配だったのがヘパリン注射をすることによる副作用。
(普通副作用が一番心配ですよね・・・)
赤ちゃんに何か影響はないのかどうか。
(今考えるとこれが一番心配)
私がヘパリン注射を始めた2011年3月、
主治医のお医者さんに聞いたところ
ヘパリン注射の副作用で「ヘパリン起因性血小板減少症(HIT)」に
なることがあるようです。
「ヘパリン起因性血小板減少症(HIT)」になると
血小板の数値が下がり、血が止まりにくくなります。
日本医科大学付属病院のホームページには
「幸いなことにわが国で妊婦に対して行ったヘパリン療法では
現在のところ重篤なHITは報告されていません」との記載があります。
血小板減少については注意しつつ、
心配してストレスをためないようにしたいですね。
私が通院していた病院で血小板の正常値は15~40万と聞きましたが、
里帰り出産の際に通っていた病院の血液検査結果には
13~37万が基準値と書いてありました。
私の場合、血小板は少し減ったものの、
緊急帝王切開でも「出血が止まらない!」なんてこともなく
無事出産することができました^^
私の血小板の数値の推移は以下の通りです。
時期 | 血小板の数値 |
2011年3月25日 | (ヘパリン注射開始) |
2011年5月12日(11w4d) | 14万 |
2011年5月25日(13w3d) | 16万7000 |
2011年9月1日(27w4d) | 12万9000 |
2011年10月26日(35w3d) | 15万1000 |
2011年11月9日(37w3d) | 10万8000 |
2011年11月17日 | (緊急帝王切開により出産!) |
出産直前の2011年11月9日に血小板の数値が10万8000で、
今までで一番悪い数値です。
心配だったのでお医者さんに聞いてみたところ、
標準値より少ないけど8万以上あれば帝王切開も可能だし、
ヘパリンの影響で下がってるなら
もっと早い時期にガクンと下がるはずだから問題ないでしょうとのこと。
つまり、
出産直前に血小板の数値が下がっているのは
ヘパリンが原因ではない
ということだそうです。
妊娠2~3ヶ月の時に血小板の数値が下がるのは
ヘパリンの副作用の可能性があるけど、
出産直前に血小板が減るのはヘパリンの副作用は関係ないそうです。
それなのに出産直前に血小板の数値が下がったのは、
お腹の中にいる赤ちゃんが栄養が足りず、
お母さんの血圧を上げようとしてる影響(?)なんだとか。
ヘパリン注射をしてても妊娠後期に血小板が下がったのは、
ヘパリン注射をしているにも関わらず
赤ちゃんへの栄養がすこし足りなかった可能性があるとのこと(らしい)。
なので、2人目妊娠した時もヘパリン注射したほうがいいかもしれないねと
お医者さんに言われました。
この説明をしてくれたのは滋賀医大(滋賀医科大学付属病院)の先生ですが、
この先生は説明がとてもわかりやすかったです^^
2人目妊娠しても、痛いから避けたかったヘパリン注射ですが、
お医者さんのお話を聞き、
2人目妊娠できたらヘパリン注射する覚悟が決まりました!