不育症の原因:抗リン脂質抗体症候群
不育症の原因のひとつである抗リン脂質抗体症候群とはどういう病気でしょうか?
「抗リン脂質抗体」は自己抗体のひとつです。
通常外部からの侵入物に反応するべき「抗体」が
自分自身に反応してしまうのが「自己抗体」です。
「抗リン脂質抗体」があることで血液が固まりやすくなり、
赤ちゃんに栄養がいかず、流産につながるので
「抗リン脂質抗体症候群」は不育症の原因となります。
抗リン脂質抗体症候群かどうかは血液検査をすればわかります。
私は血液検査の結果「抗フォスファチジルセリンIgG抗体」の数値が「1.0」。
基準値は「1.0未満」
ギリギリアウトでした…。
「1.0未満」は「1.0」を含まないので私の検査結果は「基準外」です。
この結果を見て「1.0未満が正常値なら1.0は問題ないんじゃないの?」なんて
この時は楽観的に受け止めてました(^^;
でも約1ヶ月後に受けた検査では「抗フォスファチジルセリンIgG抗体」の数値が「1.5」。
これはもう完全に基準外です(涙)
血液検査の結果抗リン脂質抗体症候群だと診断されると、
治療しながら子作りをすすめることになります。
私の場合排卵後に小児用バファリンを飲み始め、
生理がきたら飲むのをやめる、を繰り返し。
2011年3月に妊娠がわかった時すぐに病院に行き、
この日から朝晩2回のヘパリン注射(自己注射!)が始まりました。
このヘパリン、自己注射は出産の約2週間前まで続きました。
自己注射なんてこわいですよね。
絶対いやですよね。
自分にできるわけないって思いますよね。
でも、私は流産の方がもっともっともっとこわかった。
だから迷わず治療を受けることを決めました^^
「抗リン脂質抗体症候群」と診断され不育症と言われた私でも、
治療をしながら元気な子供を産むことができました。
どうか、「抗リン脂質抗体症候群」と診断されても
絶望的な気持ちになんてならないでくださいね・・・!
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